スペイン語の資格はたくさんあります。
私はほぼ全ての資格試験を受けましたが、
スペイン語の能力を測るテストで最も信頼性が高いのはDELEだと思います
(他の資格試験は、翻訳に重点が置かれ過ぎています。)

DELEとは、Diplomas de Español como Lengua Extranjeraの略で、スペイン政府(教育文化スポーツ省)の下で実施されているスペイン語能力試験です。
世界100カ国以上で実施されており、国際的にも認められている資格です。英語で言うと、TOEFLみたいなものですね。

試験内容はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキング、(一部文法・語彙)の科目があり、スペイン語能力が多角的に判断されます。

レベルは、 A1(入門)、A2(初級)、B1(中級)、B2(中上級)、C1(上級)、C2(最上級)に分かれています。
スペインに留学経験のある人なら、B2くらいまでは合格できると思います。なので、それを基準に、
スペイン語初学者はA1~B1。留学経験者はB2~C1。スペイン語を使って仕事をする方はC1を目指すのがよいかと思います。あくまでも個人的な意見なので、参考程度に。C2はちょっと分かりません。今度受験してみようかなぁ・・・。

DELEは有効期限がない、終身資格です。TOEICやTOEFLのように就職活動や転職前に受験しなおす必要がありません。なので、時間のあるうちに取得してしまうのが◎だと思います。

西検のように参考書が充実していないので、日本にいるとなかなか対策が取りづらかったです。
でも、最近ではAmazonでスペイン語で書かれた問題集や参考書を直接取り寄せることができるようになりました。便利な世の中になりました。これらのテキストをひたすらやり抜くのがテスト対策としては◎です。以下、レベル別の参考書一覧です。

A1(入門:日常に必要な表現を使いこなし、短い文章を作ったり、理解したりすることができるスペイン語能力を証明する。)

DELE Nivel A1. Uebungsbuch mit CD

A2(初級:自分の身の回りのことでよく使う言い回しや表現を理解し、熟知していることや、一般的な質問について、簡単で直接的な情報をやりとりし、よく使う文を作って、意思を伝える事が出来るスペイン語能力を証明する。)

DELE Nivel A2. Uebungsbuch mit CDs

B1(中級:日常生活において状況に適した対応をすることができ、要求、願望など基本的な表現方法で表現することができるのに十分なスペイン語能力を証明する。)

DELE. Inicial. Nivel B1

B2(中上級:専門用語を必要としない一般的な会話において、状況に適した対応をするのに十分なスペイン語能力を証明する。)

DELE Intermedio B2. Preparación al Diploma de Espanol

C1(上級:専門用語などの多岐に渡る用語を必要とする状況において適切に対応するのに十分なスペイン語能力を証明する。)

DELE Nivel C1. Uebungsbuch

C2(最上級:専門用語などの多岐に渡る用語を必要とする状況や文化的知識が必要な状況において適切に対応するのに十分なスペイン語能力を証明する。)

Preparacion Dele: Libro + CD - C2 (2012 Edition)


日本でもDELE対策の本が発行されていますが、「上記問題集に加えて」という使い方がいいと思います。
この本だけですと、勉強量が足りないです。


〈DELE対策〉スペイン語基本単語辞典 ―コミュニケーションのための必修単語2500―

 

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